フィリピン大統領、日本と中国を10月に訪問

南シナ海問題を協議へ

 9月23日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、日本と中国を10月下旬に訪問する方向で外交ルートを通じて調整を進めている。複数のフィリピン政府当局者が23日、明らかにした。写真はフィリピンの都市、ダバオで18日撮影(2016年 ロイター/Lean Daval Jr)

[マニラ 23日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領は、日本と中国を10月下旬に訪問する方向で外交ルートを通じて調整を進めている。複数のフィリピン政府当局者が23日、明らかにした。

日本の外務省当局者も、ドゥテルテ大統領の訪日計画について認めた。中国の当局者からは取材への返答が得られていない。

フィリピンは日本とは良好な関係を保っているが、中国とは南シナ海の領有権問題をめぐり長年対立している。国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所は今年7月、南シナ海の領有権をめぐる中国の主張を退ける判断を示したが、中国は仲裁判断の受け入れを断固拒否している。

ドゥテルテ大統領はこれまで、対立は無益だとして、中国との関係改善を望む姿勢を示している。

ドゥテルテ政権の関係者によると、ラモス元大統領が来週にも中国を訪問し、2国間協議ついて根回しをするという。

一方、日本は南シナ海への進出を強める中国をにらみ、フィリピンの海上安保能力向上を支援するため巡視艇10隻を供与することなどで合意している。

政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 食べれば世界がわかる!カレー経済圏
  • コロナ後を生き抜く
  • 井手隊長のラーメン見聞録
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
悪用された「ドコモ口座」<br>セキュリティーに3つの問題

「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出し事件。背景としては、回線契約がなくても口座が使える「ドコモ口座」自体と、安全性の脆弱なシステムで口座接続していた銀行側の双方に問題がありました。情報漏洩の経路も不明で、今後の対応が問われています。

東洋経済education×ICT