32歳高年収女子は「恋愛偏差値」が低かった!

東京カレンダー「崖っぷち結婚相談所」<6>

しかし、幸い、自分には収入はある、と「仕事への逃げ」のマインドが…
典型的な結婚できない女、杏子、32歳。
慶應大学卒業後、丸の内の某外資系金融でセールス職に就き、年収は2000万円を優に超える。
美人だがプライドが高くワガママな彼女は、男運が悪く全くモテない。さらにハイスペックゆえ、男が近寄りたくない女ナンバーワンとまで噂されている。
恋愛市場で負け続け、さすがに危機感を持ち始めた杏子。そんな彼女は婚活に本腰を入れることを決意し、結婚相談所に登録をした。そして初のマッチングデートを済ませたものの上手く行かず、婚活アドバイザーの直人から痛烈なダメ出しを受けてしまった。その後も社内のモテ女を観察し、さらに凹む杏子だが……?

私って、なんて可哀想な女なの…

「東京カレンダー」(運営:東京カレンダー株式会社)の提供記事です

先日は、同期の由香に圧倒的な「モテ」の差を見せつけられ、杏子は投げやりな気分になっていた。

元彼の知樹は、由香の毒牙にかかってしまったのだろうか。バツイチのゆるふわOL如きに男を奪われるなんて、やはり自分は本当にBランクの女なのだろうか。

鏡に映る寝起きの自分の顔を見つめる。直人には「ナルシスト」なんて言われたが、やはり自分の顔は、化粧をしていない状態でも、その辺の女より(少なくとも由香より)、ずっとずっと美しいと思う。よく旬の女優が、ラフな部屋着で伸びをしながらコーヒーを啜るような朝のCMがあるが、朝の杏子はちょうどそんな感じだ。

――こんなに可愛いのに、私って、なんて可哀想な女なの……。どうして、誰も私の良さに気づかないんだろう……。こんな風に、頭の中で独り言ちることも、直人には「高飛車」と言われるだろうか。

しかし、幸い、自分には収入はある。無理に嫌な思いをして結婚相手を探さなくても、少なくとも、将来への経済的不安はない。苦手な婚活に励むより、むしろ得意な仕事に精を入れて、さらに稼ぎを2倍3倍にするのもアリかも知れない。

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