JR大阪三越伊勢丹、苦戦の理由 三越伊勢丹HD大西社長に聞く

――都心部の旗艦3店に対し、これまで地方店の不振が問題でしたが、改善の状況は。
3年前には地方店合計で40億円程度の赤字でしたが、13年3月期は20億円程度の黒字になる見込みです。(本部主導となる)セントラルでコントロールをした成果です。14年3月期は全店黒字化を達成したいと考えています。
百貨店のMDで出来ない部分、JR西の力を借りる
――持分法適用会社の大阪店を、今後どう改善していくのでしょうか。
大阪店(の不振)は最大の課題と認識しています。(直接の親会社はJR西日本で、三越伊勢丹HDにとっては)持分法対象なので、ハッキリとは言いにくいが、4月からMDに落とし込んでいき、15年黒字化の案を4月から具体的に作成していきます。
報道などでは専門店化が一人歩きしているが、3万平方メートルの館なので、もう一度ターゲットを見直し、どういうMDを行うかをJR西日本と考えていきます。百貨店のMDだけでは出来ない部分をJR西日本の力を借り、結果的に専門店が入ってくることになりますが、専門店の割合などはまだ未定です。
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