4位は3メガ損保の一つ、損保ジャパン日本興亜。「様々な就職活動生を対象とするセミナーがほぼ毎日開かれており、働く実感が得やすかったから」「模擬面接など、就活生の立場に立ったセミナーも用意してくれていた」など、就活生目線で趣向を凝らした説明会になっている点が評価を得ている。
工場見学や模擬面接などの工夫も
5位は2つとも銀行だ。三菱東京UFJ銀行は、「業種別のセミナーが行われており、若手行員の方ともたくさん話すことができた」「行員の方の印象も良く、セミナーも少人数でよく見てくれた」「説明がわかりやすかった。理解が深まった」と、社員とのコミュニケーションができたことが評価ポイントとなっている。
同じく5位のりそなグループは、「会社概要だけでなく、グループワークを通じて資産運用や融資について学べた」「学生のためのワークショップなど多くの工夫があり、なおかつ親切だった」との感想の通り、一方的な会社説明ではなく業界や業務についてのワークショップを実施しており、それが好評を得た。業界研究を行ってもなかなかイメージがわかない金融業界だが、具体的な体験ができたことで就活生には良い印象に映ったようだ。
7位の三菱電機は、「工場見学もさせていただけて、仕事をする現場の雰囲気をより肌で感じることができた」「話を聞きたい社員さんを学生側から選べた」など、モノづくりの現場感を伝える工夫がされていた。
8位は同票数で4社が並んだ。SCSKでは、「映像を使った説明がわかりやすかった」ということで、映像での説明が理系就活生にヒットした。同8位のアクセンチュアは、「社員とのセミナーは少人数制であり、学生2~3人に対して1人の社員がつくなど、話を聞きやすい環境だった」とあるように、社員を多数動員して学生に対して丁寧な対応をしたようだ。
同じく8位タイの東日本旅客鉄道(JR東日本)は理系学生からの回答が多く、「先輩社員との懇談に長い時間をかけることができた。社員がどんな質問にも丁寧に答えてくださった」と、こちらも手厚い対応が好評だ。もう1社、8位にランクインしている日本郵政グループも「親切、かつ丁寧」とのコメントがあった。
文系・理系の両方からコメント数が最も多かったのは、12位のNTTデータ。「堅苦しくない」「フランクな感じでリラックスして参加できた」「仕事の幅が広く、楽しそうだと感じた」といった雰囲気の良さに加え、「パネルディスカッションが面白かった」「質疑応答に長く時間を割いていて、社員の雰囲気を感じることができた」と、社員とのコミュニケーションに時間が割かれていた点が評価されているようだ。
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