新型AppleWatchの進化は想像を超えていた 「Suica」と「ポケモンGO」だけではない!

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モバイルデバイスの重量の多くは、バッテリーによって変化する。Apple Watch Series 2の厚さと重さの理由は、バッテリーを増加させたことに起因するのだ。

Apple Watch Series 2の4つの魅力、1つ目はバッテリー持続時間の大幅な向上だ。Apple Watch Series 2には、後に述べるデュアルコアプロセッサーーとGPSの内蔵により、より多くのバッテリーを必要とする仕様となった。18時間(丸1日)のもちを持続させながらより多くのことを処理するためには、やはりバッテリーの増量が不可欠だったのだろう。

屋外ウォーキングの結果はiPhoneで見られる

ただし、42ミリのレビュー機を使って、このバッテリー増量は多くの人にとって喜ばしいことだと思った。これまでのApple Watchに比べて、格段にバッテリー持続時間が延びたからだ。

筆者は朝起きてApple Watch Series 2を装着し、駅までの20分ほどの道のりを行きと帰りの往復、屋外ウォーキング(あえてiPhoneをオフにして、Apple Watch内のGPSを利用)した。またメールチェックや音声通話、そしてwatchOS 3の新機能であるBreathe(深呼吸の時間を取るようユーザーに促す)も1日に5回試した。

こうした一般的な使い方をしてApple Watchを着けっぱなしにして眠り、朝起きた時点で、バッテリーの残量は50%だった。つまり、前述のような一般的な使い方をするかぎりにおいては、2日間は充電せずに使える、ということだ。

高速化で、積極的なアプリ利用も

2つ目の魅力は、高速化だ。レビュー期間中、Apple Watch Series 2を装着して5日間ほど過ごしてきたが、タイマーを設定する際にいつも利用するSiriや、メッセージやメールなど、あらゆるアプリの起動が瞬時に行われるようになった。

正直なところ、やっと積極的に使う気になれるパフォーマンスを得た、と言うべきだ。いままで通知を見るだけで済ませてきたユーザーにとっては、Apple Watch Series 2で、Watchアプリを見直すことになるはずだ。

効果を発揮しているのは、Apple Watch Series 2に搭載された新たなS2プロセッサー。デュアルコアプロセッサーとグラフィックスチップが搭載されており、60フレームの滑らかなアニメーションまで実現する。もちろん、積極的なアプリ利用はバッテリー消費につながり、前述のように2日間持続させることはできなくなるかもしれないが、キラーアプリ登場の可能性を作りだした点で、重要な要素と言える。

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