知らないと損。4月から自動車保険が大改訂

事故を起こすと、保険料は大幅値上げに

また、新等級制度に際して、「事故有り係数」「無事故係数」も新たに導入される。

事故を起こしたドライバーには新たに設けられた「事故有り係数」が適用される。たとえば、同じ8等級でも、事故を起こした結果として8等級にランクダウンした場合の割引率が21%であるのに対して、無事故によって8等級にランクアップした場合の割引率は、「無事故係数」の適用によって40%となる。

従来、事故の有無にかかわらず、8等級の場合には割引率が28%だったことと比べて、リスク実態(保険金の支払い実績)に応じて大きくメリハリがつけられることになる。事故有り係数は3年にわたって適用されるため、事故を起こした場合の3年間での保険料負担は従来と比べてもかなりの金額になる点にも注意が必要だ。

1等級ダウン事故も導入

 「1等級ダウン事故」の仕組みも新たに設けられる。従来、盗難やいたずら、落下物との衝突などの事故は、「等級据え置き事故」として前年の契約の等級が維持されてきた。それが10月1日からは「1等級ダウン事故」となる(ただし、「事故有り係数」の適用は1年間)。盗難やいたずらなどは本人の責任とは言えないものの、リスク実態と比べて保険料負担が少なすぎたことが新たな仕組み導入の理由だ。

自動車保険(任意保険)の制度改正での、もう一つの大きな柱が「記名被保険者年齢別料率区分」の導入だ(表参照)。すでに大手5社のうち4社が導入済みで、大手では最後発の日本興亜損害保険が4月1日の契約から新たに導入する。

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