茨城県土浦市の"理想農園"は何が違うのか 顔の見える関係が野菜を美味しくする
久松農園と顧客との関係は、単に野菜を売る側と買う側というだけに留まらない。
消費者との繋がりを大切にしたいとの想いから、毎年、初夏と秋に消費者を農園に招いての見学会をおこなっている。
顔の見える関係が野菜を美味しくする
「美味しいと言われればそこを伸ばすし、喜んでもらえなければ改善する。見えない万人がいいと思うものを目指しているのではないんです。目の前に見えている人たちに喜んでもらいたい。僕たちは、食べる人の顔を直接思い浮かべて野菜を育てる。お客さんは、僕らの顔を思い浮かべて食べる。久松農園の野菜の美味しさには、前提としてこの関係性があるんです」。
こうした消費者との直接的な交流から得られる刺激によって、久松農園のメンバーの野菜作りに対するモチベーションがさらに上げられていくと、久松さんは話す。
自然と対峙していく栽培方法のなかで、現場での課題は絶えない久松農園。ときにはメンバー同士、立場を越え、激しい議論をしながら、その課題への対応をおこなっている。
その背景には「美味しい野菜で、食生活を豊かにしたい」という久松農園の目標があるからだ。
自然、そして人と対話し、試行錯誤を重ねながら日々勝負を続ける久松農園だからこそ作れる”滋味深い味“は、これからも人々を惹きつけ、食卓を豊かにしていくだろう。
(Writer : DAISUKE FURUYA /
Photographer : SATOSHI TACHIBANA)
情報提供:久松農園・十川英和さん
“旬”の時期 目利きポイント |
久松農園 住所:茨城県土浦市高岡URL / オンラインショップ |
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