「超やる気人間」たちが持つ"3つの共通項" ずば抜けた成果を出す人には秘密があった!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

つまり「自律」「承認」「外向き」が、モチベーション(自発的なやる気)のキーワードだと言えます。それぞれ順番に説明していきましょう。

「先が見える」が3つの自律のカギ

前向きなモチベーションを発揮するうえで、自律はベースとなります。その意味で自律は「やる気の母」と言えます。この自律は次の3種類に分類できます。

・仕事上の自律

・時間的な自律

・キャリアの自律

仕事上の自律

まず「仕事上の自律」とは具体的にはどのようなものでしょうか? 例えば、東日本大震災時には、救援活動や復旧支援のため全国の自治体から職員が被災地に派遣されましたが、彼らの働きぶりは意欲にあふれていて、従来の公務員のイメージとはまったく違っていたと言われています。同じように、上司が病気等でしばらく休むことになり、部下が「自分の判断」で仕事を処理しなければならなくなったピンチで、人が変わったように張り切るようなケースもあります。

つまり、管理されて受け身で働かされるのではなく、「自分の判断で働く」ということが、「仕事上の自律」ということになります。人間にとって自分の意思で行動したい、自分をコントロールしたいというのは基本中の基本と言える欲求です。仕事をするうえでも、それは同じです。

また「仕事上の自律」において大事なことは、「先が見える」ということです。上司の指図どおりに一生懸命に企画書をつくっても、上司にダメ出しを食らったら、「くたびれもうけ」です。逆に本人の裁量に委ねられていたら、企画を関係部署に説明して、そのつぎに関連業者を呼んで……というように、モチベーションが次から次へと連動していきます。

このように先を見通せる、言い換えれば、自分の意思で動かせる範囲が広く射程が長いほど、モチベーションは高くなります。

時間的な自律

プライベートの時間を圧迫する残業や長時間労働は、やる気を失わせる大きな要因となります。一方、仕事の時間をできるだけ自由に調節できれば、前向きなモチベーションを引き出せます。

例えばフレックスタイム制などを利用したり残業時間を調整したりして、仕事が楽しく、波に乗っているときは多少長時間働く代わりに、仕事よりプライベートを優先させたいときには短時間働くようにすればよいのです。

次ページ新たなモチベーションにつながる「自信」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事