「バツ2、子持ち」男性を選んだ女性の"真意"

理想の結婚は思いがけないところにあった!

バツ2、子持ちの男性と結婚するに至った、女性の思いとは?(イラスト:堀江篤史)

新大阪の駅前にある和食店で、この晩婚さん企画に「登場希望」との連絡をくれた女性と面会した。大手企業の人材紹介関連子会社で働く小林智美さん(仮名、46歳)。紺色のブラウスとパンツ姿にボブカットと黒縁眼鏡が良く似合う。はつらつとして、5歳ぐらいは若く見える女性だ。

「バツ2で子ども2人」の男性がお相手

この連載の過去記事はこちら

智美さんが結婚をしたのは4年前。お相手は、「バツ2で子ども2人」のシングルファーザーだった健之さん(仮名、49歳)だ。ネットで知り合い、数年間の迷いの時期を経てから結ばれた。

本連載へのメールの文面には、「30代後半から婚活をしていましたが、なかなか結婚に結びつかず。自身の価値観や親の期待に振り回されていたのだと思います。若い頃の理想の結婚とは異なりますが、新しい家族のスタイルで日々を楽しんでいます。悩んでいる晩婚世代に伝えてあげたいです」とあった。リアルで前向きな話を聞ける予感がした。

実は、智美さんは若い頃、「早婚さん」になるチャンスがあった。関西地方のお嬢様系女子大学を卒業して入社した総合商社で、同期の男性と婚約をしていたのだ。

「入社してすぐに付き合い始めて、5年ほど経った頃には結婚する話が進んでいました。彼は東京出身の人で、その頃に東京本社への転勤が決まったんです。携帯電話の電波がつながりにくい時代で、遠距離恋愛の不便さにお互いに苛立つことがありました。電話に出ないだけで浮気を疑ったり……。若かったなと思いますね」

不器用な後輩をいとおしむような口調で20年前の自分たちを振り返る智美さん。どこで結婚式をやるのか、ウエディングドレスはどうするのか、などの細かいことで口喧嘩になり、結婚は無期延期となってしまった。

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成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。