要注意!「即断即決」をできない人の口ぐせ

「もうちょっと考えさせて」は本当にムダ

●口ぐせ① 「情報が十分にそろっていない」

即断即決できないパターンで一番多いのが、情報が不十分という理由です。時間をかければかけるほど、何かすばらしい理想のものができあがるのではないかという期待を抱いている人が陥りがちなパターンです。

私の経験論ですが、ビジネスで情報が十分に集まることは永遠にありません。集まった情報から、思考して、未来を予測し、そして決めなければいけません。

●口ぐせ② 「責任が重い……」

ビジネスには絶対的な正解はありません。十分と思えるほどの情報が集まったとしても、正解はないので、導き出した答えが合っているかどうかはわかりません。いつどんな状況であれ、決めたことには「あれでよかったのかな?」と不安がつきまといます。

決められない人は「この判断が正しいかわからない」「成功するかわからない」と臆してしまいます。答えがないのだから、成功するとしても失敗するとしても、いつか、どこかで決めないといけません。であれば、早く決めましょう。

●口ぐせ③ 「もうちょっと考えさせて」

「決めないから、前に進まない、チームが動かない」ということを理解していないパターンもあります。そういう人はたいてい、「もうちょっと考えさせて」とか「今は決められない」と言います。時間をかければよりよい解が見つかると信じているようです。

「時期尚早と言う人間は、100年経っても時期尚早と言う。前例がないと言う人間は、200年経っても前例がないと言う」

これは私の好きな言葉のひとつです。Jリーグの初代チェアマンである川淵三郎さんがJリーグの創設時に「時期尚早」とか、「前例がない」と反発を受けたときに、発した有名な言葉です。これは私が高校生のときに聞いた言葉ですが、いまだに脳裏に焼き付いていて、仕事をする上で強く意識していることでもあります。

決めなければ何も動きません。早く決めれば早く動き出すのです。プロジェクトのタスク状況を可視化するために、「ホワイトボードでやるか、模造紙でやるか、みんなで集まって決めましょう」という場面も経験しました。 とにかく、何が何でも、即断即決をしましょう。

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