銃撃犯がいても試験を続ける米名門校の病弊 UCLA銃撃事件…そのとき何が起きていたのか

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米国人学生ギオム・コスマラ(左)とスイス出身のマイケル・シング(右)

「無差別乱射じゃなかったし、学生が次々殺されるという最悪の事態に至らなくて良かったという声も聞くけど、その考え方自体が、銃犯罪に慣れすぎたこの国の悲劇なんだと思う」

そう言うのは、経済学部3年のギオム・コスマラ(20)だ。「あんな事件が起きたことに、もっとショックを受けて騒ぐべきなんだ。それに大学側は、学生の命を守る機能を果たしてないってことが、この事件で身にしみてわかった」。

ブルイン・アラート

事件当日に大学が学生たちに一斉に送った緊急のブルイン・アラート

学生たちは、昨日の朝9時51分に「ブルイン・アラート」と呼ばれるSMS(ショート・メッセージ・サービス)のテキスト・メッセージを大学から受信した。「エンジニアリング学部のビルディング4で警察の動き。新しい情報が入るまで、このエリアに近づくな」という内容だ。

「このメッセージをスマホで見た時、正直、またいつもの訓練か、と思った。多くの学生が同じように思ったと思う」。そう言うのは、スイスからの留学生で経済学部3年生のマイケル・シング(21)だ。

ブルイン・アラートは、UCLAのマスコットである「熊(bruin)」の名を冠して全学生に自動的にメールやテキストメッセージで送られる緊急アラートのことだ。

シングによれば、毎月必ず1~2通のアラートが送られており、その多くが、実弾を使わない学内警察の訓練だったり、パトロール情報で、学生たちは「目は通すが、何事もなしと、無視するのが普通」になっていた。

その最初のアラートに続き、今度は「エンジニアリング・ビルディング4でシューティング。安全な場所に移動して、すぐに入り口を塞げ!(ロックダウン)」というメッセージが届いた。

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