
スシローは創業者が作った会社で、僕は会社をもっとよくするのが役割。経営陣が株をバーンと持ってMBO(経営陣による買収)、というのは頼めばやってくれたかもしれないが、プレッシャーのほうが大変。そういうことをするぐらいなら自分で商売をする。
今も会社に人生を賭けているつもりは全然ない。周囲にはいつも「いつか絶対に自分の店を持つぞ」と言っている。大きい商売をするつもりはないけど、小ぢんまりとした楽しい商売をしたい。
「原価率50%」を認めてくれたユニゾン
――ユニゾンとはどう協調関係を築いたのか。
ユニゾンはスシローの強みをちゃんと理解してくれた。スシローが創業した28年前から毎週末に顧客が行列を作ってくれる。こんな外食はほかにない。われわれの強みは商品力で、食べたらおいしい、ほかにないようなすしを100円で提供している。
売上原価には50%近い費用をかけている。ここを崩して、同業他社のように原価率を50%から40%に下げるというのは食材を変えるだけなので難しい話ではない。そうすると一時的に利益は出るが、差別化は失われる。それを「崩さずにやりましょう」と言ってくれたのがユニゾンだった。このことを理解してくれたというのはとても重要だ。
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