天候不順に食材高がトドメ、外食は全滅状態

【産業天気図・外食】

外食業界は12年度後半は雨、13年度前半が曇りといった状況だ。

外食産業は国内人口縮小のトレンドを受け、1997年の29兆円をピークに、2011年には23兆円にまで縮小、市場縮小に歯止めがかからない。そうした市場環境の中、唯一好調だったファストフード業態も、東日本大震災以降のトレンドをつかみきれず苦戦が続く。

洋風・和風問わず苦戦

12年度後半は、震災影響が薄れるがファストフード業界は洋風・和風を問わず苦戦が続きそうだ。日本マクドナルドホールディングスは値引き戦略がアダとなり8カ月連続の既存店前年割れに沈んでいる。競合のモスフードサービスも苦戦が続き、減益は不可避だ。ゼンショーホールディングス(すき家、なか卯)、吉野家ホールディングス、松屋フーズの牛丼3社は値引き戦略の行き詰まりに加え、コメや牛肉価格の高騰が大打撃で減益を強いられる。

大庄やワタミといった居酒屋業界は店舗のリストラや改装を進めているが、忘年会商戦が多少持ち直す程度にとどまり業績浮揚の決定打には力不足。ファミレスも直近で見ればサイゼリヤの苦戦、ロイヤルホストを展開するロイヤルホールディングスの好調と明暗が分かれるが、いずれも長期的な衰退傾向に歯止めがかかっていない。 

次ページ値引き販促も
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 埼玉のナゾ
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。