ビッグマックに復活懸けるマクドナルド

待ち時間60秒超で無料券も

期間限定商品による「世界の★★★マック」、低価格戦略を訴求した「Best Value for Money」……。2012年に実施した数々の既存店テコ入れ策の効果がいま一つだったことを受け、日本マクドナルドホールディングスが、来年は基幹商品を前面に打ち出したキャンペーンを連打する。

日本マクドナルドは12月20日、「ビッグマックキャンペーン」を来年1月4日から展開することを発表した。基幹商品である「ビッグマック」を年初から大々的に売り込むことで、低迷する既存店売上高のテコ入れを狙う。

60秒で商品出なければ無料券を大盤振る舞い

キャンペーンの目玉は「ENJOY!60秒サービス」。レジで注文をして商品待ちの状態になってから60秒以内に商品を提供できなかった場合は、ビッグマックやダブルチーズバーガーなどハンバーガーの引換券を提供する。60秒以内の場合にはコーヒーの無料券を提供する。全オーダーが対象となり、1月4日から31日までの期間中の午前11時~午後2時の時間帯に、全国のマクドナルド店舗(一部店舗除く)で実施する予定だ。

2つめのキャンペーンは、1月14日の「成人の日」に、全国の新成人にビッグマックを無料で提供する「成人の日キャンペーン」。また、ビッグマックをテーマにしたアート作品や自分なりの食べ方を募集する「ビッグマック・アワード」や、ビッグマックの進化形の「メガマック(ハンバーグ4枚を使用)」を1月限定で復活させる「メガマック復活販売」といったキャンペーンも連打する。

既存店は8カ月連続前年割れ

現在、日本マクドナルドの既存店売上高は、セットメニュー値下げなどによる客単価の下落や、キャンペーン商品投入の不発が響き、4月以降11月まで8カ月連続の前年割れが続いている。同社の原田泳幸会長は11月上旬に開かれた第3四半期決算説明会で、これまでの値下げ戦略を撤回し、採算のよいビッグマックなど基幹商品の販促戦略に舵を切る、と明言している。

日本マクドナルドにとって今回のビッグマックキャンペーンは、13年の業績動向を占う販促策の第1弾。とにかくビッグマックを前面に打ち出し、顧客獲得に全力を尽くす狙いだ。2月以降も、従来のように大型の新商品を投入するのではなく、ビッグマックのような基幹商品の販促を重点的に実施する見通しだ。

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