マツダ「CX-4」の中国専売はもったいない

新型クロスオーバーSUVを徹底解剖

エクステリアでは、マツダの最新モデルに共通する盾型グリルとシャープな印象のLEDヘッドライトを採用。マツダのファミリーであることを強調する。後方に行くにしたがってサイドウィンドーの天地が狭くなるデザインは、クーペモデルであることをことさらに強調する意匠。これに19インチの大径ホイールが備わり、クーペの軽快感と力強いSUVの“らしさ”を見事にバランスさせたといえそうだ。

異なる素材の組み合わせも一連のマツダデザインに共通する要素で、質感の高いキャビンを演出

インテリアは、アクセラのデザインをベースにアップデート。若々しく機能的なデザインが特長だ。アルミとホワイトウッドなど、異なる素材の組み合わせも一連のマツダデザインに共通する要素で、質感の高いキャビンを演出している。特にダッシュボードからドアトリムにまで続く、一体感と包まれ感のあるデザインはCX-4のハイライトだといえよう。もちろん、先行モデル各車で定評のあるステッチがアクセントとなる上質なレザーシートもオプションとして設定されている。

北京モーターショーで発表されたラインナップは、新世代4輪駆動システム「i-ACTIV AWD(アイ・アクティブ・エーダブリュディー)」を採用した4WDモデルとフロントドライブのFFモデルのふたつで、FFモデルには6段MTも設定される。搭載されるエンジンはガソリンのみ。FFには2リッター直列4気筒、4WDモデルには2.5リッター直列4気筒が搭載される。

マツダの稲本信秀(いなもと のぶひで)取締役専務執行役員(中国事業統括)は、「CX-4は、中国におけるマツダ新世代商品の第4弾であり、SUV需要の旺盛なこの市場において、マツダブランドのさらなる成長を支える商品。今後も中国におけるブランド強化に取り組む」と抱負を語った。

CX-4は当面中国で生産を行うモデルとなるため、日本への導入時期は公表されていない。これが日本よりも先に北京モーターショーで発表された理由のひとつでもある。品質イメージの点からも、中国生産モデルを日本で販売することは現実的ではないと考えられるが、いずれ国内導入の際には2.2リッターのディーゼルエンジンもラインナップするはずである。続報に期待したい。

(文:櫻井 健一)

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