大手化学メーカー、自動車用途の強化に走る

車体の軽量化ニーズに大きな商機

自動車業界は自国の素材・材料メーカーと関係が密な産業で、日系自動車メーカーとの取り引きに限って言えば、海外生産分も含めて化学分野は国内勢が圧倒的なシェアを握っている。ただ、トヨタを始めとする日本の自動車産業は世界で大きな存在感を誇るため、海外の化学会社も熱い視線を送る。

世界最大の総合化学会社、独BASFは昨年、軽さと強度を特徴とする熱可塑性複合材の技術開発センターを横浜市に開設した。ターゲットは自動車の部材・部品用途で、成形品の試作や性能検証のための設備も備える。この技術拠点を戦略的に活用し、軽量化対策に取り組む日本の自動車・部品メーカーとの取り引き拡大を目指している。

車体軽量化の流れを絶好のチャンスと捉え、自動車分野の事業拡大を狙う総合化学メーカーの面々。自動車業界向けの素材・材料を舞台として、各社の陣取り競争が熱くなりそうだ。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 親という「業」
  • コロナ後を生き抜く
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ時代の勝者と敗者<br>不動産 熱狂の裏側

実体経済の悪化を尻目に、国内外から熱い視線が注がれる日本の不動産。業界の雰囲気とは対照的に、上場不動産会社の株価は軒並み軟調です。コロナ後の新常態で誰が笑い、誰が泣くのでしょうか。現場の最新情報を基に不動産市場の先行きを展望します。

東洋経済education×ICT