グーグル最新スマホの「未来感」はハンパない AR/VRを体験できる端末がお目見え
クアルコム製の最新プロセッサSnapdragon 652を搭載。6.4インチディスプレーはベースモデルのHDパネルに対し、シャープ製のQHDパネル(2560×1440画素)を搭載。ドルビーアトモス再生やドルビーがライセンスする5.1チャンネル音声録音機能Dolby 5.1 Audio Captureなどが追加。内蔵メモリやフラッシュストレージも強化されている。
タンゴ技術を用いたアプリはまだ少ないが、いずれも興味深いものだ。自分の部屋に古代の恐竜を召喚して眺めてみるといったデモは以前にもあったが、今回は机や床にドミノを簡単に並べ、間にさまざまな仕掛けを作り……と、ドミノ倒しのセットをバーチャルに作るアプリを楽しめた。
「Lowe's Vision」に注目!
現実空間をファンタジー世界に重ね合わせることなどもできるが、ビジネス系のアプリケーションとして興味を惹いたのが「Lowe's Vision」というアプリだ。
Lowe's Visionは、米流通大手のロウズとレノボが共同開発したアプリで、カメラで自分の部屋の中を映し出し、そこにカーペット、壁紙などを仮想的に張り替えることができるほか、家具を配置して大きさや実際に置いたときの雰囲気を確認できる。実際のキッチンや家具の配置などと馴染み、あらゆる角度から眺めることができるのだ。
スマートフォン黎明期、iPhoneが登場してしばらくの間、クラウド上に構築されたサービス、協調して動くアプリ、それにハードウエアが、それぞれ進歩することで新たな用途を生み出してきた。性能強化だけではなく、アプリが利用できるセンサー類などの増加がアプリ開発者たちを刺激し、用途を広げていった。
ところがスマートフォンのハードウエアには新たな「必須機能」が見られなくなり、性能も充分に向上したことでアプリの適応領域を急拡大するほどには至らなくなっている。商品ジャンルとして成熟が進んだ。
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