講演しながら全国で聞いて回っているのですが、非常に積極的な地域もあれば、未だに「未定」という地域もあります。特に選挙権のない17歳3年生に対する注意喚起は、全国的に手が回っていない状況で、さらには「ホンネを言うと、選挙にはなるべく触れたくない……」という地域も。
実はやりたくても「出来ない」事情があるのです。
実は18歳選挙権って、いま非常にセンシティブで旬なネタでして、言葉ひとつ間違えただけで、学校が選挙運動に介入するな!という大騒ぎになりかねないんですね。特に住民の票が割れるような地域では、常識的な周知、啓蒙を伝えただけでギャンギャン言われるそうで、そりゃもう「ギャンギャン」言われるそうで、ちょっと気の毒なほどです。
ある校長先生は「腫れ物、地雷みたいなもの。正直、参院選より次の地元選挙が憂鬱です……」と嘆いていました。ですが、とばっちりは「知らない」がゆえに選挙違反をやらかしてしまう高校生です。そこで今回は、この問題の真っただ中にいる「17歳の高校3年生」とそのお母さんに、少しお話を聞いてみました。実際どうなの?!
「17歳の高校3年生」とそのお母さんに聞く
・母親:大友 まさみさん
フリーアナウンサー。私がコーナー出演しているFM山形「スマイルボックス」のメインパーソナリティー。いつもお世話さまです。ピンク大好きママ。
・娘:大友朱音(あかね)さん
高校3年生。参院選の時はまだ17歳。将来は芸能やアパレル方面に進みたい。最近のハヤリはカラオケで「LADYBABY」の熱唱。
――では、さっそく高校3年生の朱音さんに質問。学校から、18歳選挙権についての説明や注意ってされているの?
朱音さん:「先日、クラスで模擬選挙をやりました。でもいつもの生徒会選挙と変わらなくて、正直、違いがわからなかったです。18歳選挙権のポスターは校内に貼ってあります。
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