億トレーダーはパワースポットを知っている

人形町・末廣神社には成功者が密かに集う

遊郭があった吉原の一帯が発展すると同時に、人形町全体も活気づき、末廣神社は商売繁盛の神として多くの町民が訪れ、「遊女の最高位」だった太夫から狛犬や玉垣(神社・神域の周囲にめぐらされる垣)、獅子頭(獅子舞を演じる時の頭の部分)が奉納されたのだという。

「勝運」+「財をなす」神社として人気化

吉原は明暦三年(1657年)に起きた大火で吉原は消滅し、現在の場所に「新吉原」が開かれたものの、遊女町の大門があった通りが今も「大門」と呼ばれていることや、呉服店や芸者組合が残っているのも、当時の名残である(新吉原と区別するために、人形町の吉原は「元吉原」といわれる)。

七福神巡りは、縁起を担ぐことが好きだった江戸っ子が流行らせたと言われている。七福神の中でも、末廣神社に祀られている毘沙門天は「武将が勝負の神として好んで参拝した神だ。

末廣神社第14代の宮司である服部全純氏。なかなかのイケメン宮司だ

東西南北の中で一番悪しき場所とされる「北」を守る神の毘沙門天は、最強の神、勝負ごとに勝つ神」(服部氏)とされ、「自らを毘沙門天の生まれ変わりだと信じていた上杉謙信が、のぼり旗に『毘』の文字を書いていた」ことを知る人は多いだろう。また毘沙門天は、聖徳太子がお参りしていたことでも広く知られている。

武将から始まった毘沙門天信仰は、「鬼を踏みつけ、宝刀を掲げている姿から、厄を祓って財をなす神とも言われ、やがて町民にも広がり、人気の神だった」(服部氏)ようだ。

宮司である服部氏が、「実際に得た利益の額は聞いたことはありませんが、今でも経営者や投資家の方が定期的にお参りされている」と話す、末廣神社。小道にひっそりとたたずむ、うっかりすると見逃してしまいそうな小さな社殿だが、そんな歴史や息遣いも感じながらお参りするのもお勧めだ。

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