アコーディアは週明けにも強力な対抗策か PGMの買収提案に「留保」

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TOB(株式公開買い付け)に対する意見表明は、ひとまず「留保」――。

ゴルフ場運営最大手のアコーディア・ゴルフは11月30日、同業2位であるPGMから、事前協議なしで仕掛けられたTOBに対する意見表明を発表した。

週明け12月初めには何らかの対抗策か

アコーディアの発表によれば、同社取締役会は現時点で、PGMからのTOBに対する意見表明を留保するものの、「株主の利益を最大化するため」に、TOBやその代替策に関して情報収集や検討等を行い、速やかに取締役会として意見表明をする、としている。同社IR担当者は「近いうちに意見表明する」とも説明。週明けの12月第1週には、TOBに対する何らかの対抗策が出てくる可能性が高い、と東洋経済では見ている。

PGMがアコーディアに対するTOBを発表したのは11月15日の株式市場が閉まった午後3時過ぎで、買い付け期間は翌11月16日から来年2013年1月17日まで。アコーディア側にはTOBの発表から10営業日以内に意見表明することが求められており、最終日に当たる30日には何らかの発表がアコーディアからなされると見られていた。ただ、有効なTOB対抗策を打ち出すにはやや時間不足の面もあり、いったん「留保」という表明になったもようだ。

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