KDDIもiPad発売、白熱するタブレット市場 ソフトバンクは通信環境を劇的に改善

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ソフトバンクとKDDIの新たな戦いが幕を開けた。

ソフトバンクモバイルとKDDIは11月30日、米アップルのタブレット端末である「iPad mini (アイパッドミニ)」と第4世代となる新型「iPad(アイパッド)」を発売した。ミニは名前のとおり、iPadの小型版で液晶画面のサイズは7.9インチ。第4世代に進化したiPadは、高精細なレティーナディスプレイを採用した。

ソフトバンクは、「iPhone5」(アイフォーン5)と同様に下取りによる割引を実施。KDDIは固定回線とのセット割を打ち出している。

同日の早朝から開かれたソフトバンクモバイルの発売イベントには宮内謙副社長が登壇。「これまで、山手線の一部などでつながりにくいと言われてきたが、11月から(高速通信網である)LTEのネットワークは改善した。劇的な改善と言ってもいい」と弱点克服を宣言。さらに、「下取りや、機種変前の機種を家族が安く使えるプランなどもぜひ活用してほしい」と優位性をアピールした。

当面は品薄状態か

一方のKDDI。アイパッドの販売は今回が初めて。イベントに出席した田中孝司社長は「日本のタブレット市場はゼロとは言わないがまだまだ小さい。スマートパス(アプリ取り放題サービス)、ビデオパス(ビデオ見放題のサービス)などを早期に導入し、より便利な使い方をユーザーに提案していきたい。(iPhoneに続き、)auのiPadが本命」と意気込みをみせた。

KDDIがアイパッドの取り扱いを開始したことで、ソフトバンク(2010年から販売)の独占販売は崩れる形となる。だが、田中社長が指摘するように、国内のタブレット市場は立ち上がったばかり。両社の競争というより、どのようなコンテンツやサービスをそろえて消費者を市場に引き込むのかがポイントだ。

また、両社とも気にしていたのが在庫の状況。販売は一部の店舗に限られており、当面は品薄の状態が続くとみられる。

田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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中島 順一郎 東洋経済 記者

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なかしま じゅんいちろう / Junichiro Nakashima

1981年鹿児島県生まれ。2005年、早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、東洋経済新報社入社。ガラス・セメント、エレクトロニクス、放送などの業界を担当。『会社四季報』編集部、『週刊東洋経済』編集部、ニュース編集部などを経て、2020年10月より『東洋経済オンライン』編集部に所属

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