「友の会積み立て」は、本当におトクなのか?
百貨店の友の会で、毎月一定の金額を積み立てていき、終了後に割り増しされた商品券や金券がもらえるという仕組みがあります。この「友の会積み立て」、意外と利回りが高いということで、マイナス金利の昨今、話題になりつつあります。しかし、この「友の会積み立て」は、本当におトクなのでしょうか。
一般的に百貨店の積み立てというのは、毎月1万円ずつを1年間積み立てていくと、終了後に積立合計額の12万円に1万円が上乗せされて13万円分の金券などがもらえるという仕組みになっています。つまり積立額に百貨店が1万円上乗せしてくれるということです。
これを利回り換算してみると、いくらになるのでしょうか。単純に12万円に対して1万円の金利がつくと考えれば1万円÷12万円=8.3%となりますが、これは正確ではありません。
というのは、最初に一度に12万円を預けるのであればこの計算でいいのですが、毎月1万円ずつ1年間かけて12万円ですから、毎回の積み立てたおカネはそれぞれ運用期間が異なります。



















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