スマホと一眼レフの間で埋没するコンデジ オリンパスは部門赤字続く
これまでもスマホの普及による市場縮小が指摘されてきたコンデジだが、ここにきてデジカメ業界全体で数量減に拍車がかかり始めている。ある中堅カメラメーカー幹部は、「今年の6月あたりを境に、コンパクトデジカメの売上が想定以上に落ちている。どのメーカーも状況は同じ」と打ち明ける。
この状況に各社も手をこまぬいているワケではない。ニコンは無線LAN(Wi-Fi)対応を通信機能を持つモデルを9月に投入。また、富士フイルムが11月にファッション性の高いデザインを採用した高級路線の新モデルを発売するなど、各社高価格帯モデルの拡充に余念がない。
しかしながら、主要デジカメメーカーの戦略を見るかぎり、コンデジの不振に対する明確な打開策は見えてこない。デジカメ部門の赤字に苦しむ中堅以下のメーカーはこの状況から脱却できるか。日本メーカーが得意としてきたデジカメも正念場を迎えている。
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