“日の丸”電子部品の岐路

スマホ頼みの消耗戦

 


高収益を誇ってきた電子部品メーカーが、2013年3月期の業績見通しを相次いで下方修正している(表)。

 

10月、大手のアルプス電気は、営業利益予想を期初の220億円から118億円に引き下げた。アルミ電解コンデンサー首位の日本ケミコンは、当初見込んでいた営業黒字から一転、68億円の赤字に転落すると発表。国内外900人の人員削減と一部事業からの撤退も打ち出した。

村田製作所、京セラはすでに今夏、今期予想を減額している。10月下旬から始まる部品メーカーの12年4~9月期決算は下方修正ラッシュとなりそうだ。

 

スマホ向けで明暗

背景には、顧客の“地盤沈下”がある。かつて日系電子部品メーカーが強みを発揮してきた市場が、軒並み低迷しているのだ。

 

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 就職四季報プラスワン
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
自動車「コロナ不況」が促す<br>部品業界サバイバルの行方

コロナ危機の自動車部品メーカーへの影響は、過剰な設備と人員を抱えていた日産系でとくに深刻。比較的堅調だったトヨタ、ホンダ系も無傷ではありません。世界レベルでの技術開発競争は激化の一途で、生き残りへの再編と淘汰が始まろうとしています。