朝食に摂る「大豆」が果たす、超意外な"大役" 効果はランチ以降の時間帯に現れる!

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セカンドミール効果については、多くの製薬会社や大学機関で研究が繰り返されていますが、その結果、多くの機関が注目するようになったのが「大豆製品」です。

愛知学院大学の実験を例に見てみましょう。健康な学生、男女29人を対象に、ファーストミールに大豆製品を含んだ献立の朝食を摂るグループと、含まれない献立を摂るグループとに分け、セカンドミールには、全員同じメニューの食事を摂ってもらうという実験です。

その結果、ファーストミールに大豆製品を食べたグループは、セカンドミールを食べた後の血糖値の上昇が、大豆製品を摂取していないグループより顕著に抑制されていることがわかったのです。ほかの機関でも朝食に大豆菓子を食べるといった実験を行っており、同様の結果が報告されています。まさに「セカンドミール効果」が現れた結果でしょう。

食後の睡魔・集中力乱れの対策にも!

なぜこのような結果になるのかというと、朝食に大豆製品をいただくことで、大豆製品に含まれる大豆オリゴ糖などがインスリン分泌の乱れを少なくし、血糖値の上昇を抑制、その状態が食後3~4時間以上(おおむねランチの時間帯まで)続くと考えられているからです。

血糖値の上昇は糖尿病を気にする方だけの問題ではありません。血流が悪くなれば動脈硬化やメタボにつながり、体内の酸化も進んで、乾燥肌やシミなど皮膚にも影響を及ぼす恐れもあります。血糖値の急上昇は食後の睡魔、集中力の乱れにもつながりますので、セカンドミール効果はどんなビジネスパーソンにとってもうれしい作用でしょう。

特に気になる項目がある方は、朝食に大豆製品を取り入れ、少しでもそのリスクを軽減してみましょう。

朝、起きてすぐは食欲がなくても、オフィスに着くころにお腹が空いてくるというビジネスパーソンも多いことでしょう。コンビニにはデスクでサッと食べられる大豆製品がたくさんありますので、出社前に立ち寄ってみるのも一手です。

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