ジャガー初のSUV「Fペース」に乗ってみた アルミボディで高出力、快適性も申し分なし
ジャガーからブランド初のSUVが登場した。その名はFペース。フレームとボディにアルミニウムを用い、強靱かつ軽量なボディを手に入れたニューモデルは、群雄割拠のSUV市場にどう挑むのか。ヨーロッパ南東部、モンテネグロを舞台に試乗した。
日本でもこの1月から予約受注がスタートをされている、ジャガー初のSUV「Fペース」。遥かモンテネグロの地で開催されたそんなモデルの、待望だった国際試乗会へと早速参加をしてきた。
どうしてまたそんな場所で……というよりも、「モンテネグロってどこ!?」と、白状をすれば当初はそんな疑問すらを抱くことを余儀なくされたのがこのイベント。
ワインディング・ロードの宝庫
けれども、本社が仕立てたパリからのチャーター便に乗り込み、2時間半ほどのフライトでいざ現地へと到着してみれば、その”謎”はたちまち氷解することとなった。
アドリア海東側のボスニア・ヘルツェゴビナとアルバニアの狭間、と説明するよりも恐らくは多くの人にとっては「イタリア半島の“かかと”の対岸」と表現した方が通りが良いであろう場所に位置するこの国は、実はまさに絶景と言うしかない感動的なランドスケープと、ワインディング・ロードの宝庫であったからだ。
もちろん、冷静に考えればそれは「1年前からこの地での開催を画策していた」というジャガーのイベントチームが、苦労の末にその場所を探し出して来た結果に違いない。が、いずれにしてもそこには、こうしたモデルをテストドライブするのにまさに最適と言うしかない、すべての要素が整うロケーションが用意されていたのだ。