住友商事がJ:COM非上場化のナゼ 狙いは配当の山分け

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だが、現在は融資残高を維持して金利を払ってくれるのが銀行にとっての上顧客。返済期間を延ばせばいくらでも配当可能額は増える。配当金総額を300億円くらいにすることは特に難しくはない。

もともとは意に沿わぬパートナーでも、一緒にやっていかざるを得ないなら利益の最大化を図る。そこではじき出される少数株主は気の毒だが、まさにダイナミックな総合商社的現実主義の発露といえるだろう。

筒井 幹雄 東洋経済 記者

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つつい みきお / Mikio Tsutsui

『会社四季報』編集長などを経て、現職は編集委員。

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