この「まかせて調理」機能がスゴイのは、具材の量と調理時間を自動調整するうえ、「冷凍」「冷蔵」「常温」の食材を混在してセットできるという点にある。過熱水蒸気には、温度の低い食材を集中して加熱する特性があるため、冷凍食材の温度が上がってから冷蔵、常温の食材にも均等に熱が広がり、最終的には同じように加熱できるというわけだ。
いちいち事前に食材を解凍したり、常温に戻したりする必要がなく、「まかせて調理」をスタートするだけで自動的に異なる食材を加熱して料理ができるのだ。
調理時間は食材の温度と量にもよるが20分前後が多く、決して特別速くはない。ただし、その間、ほったらかしにできるのが便利なのだ。
コンパクトでもグリル料理が得意な「ZITANG」
時短調理ができるオーブンレンジは魅力だが、10万円超のオーブンレンジは大きさ的にもオーバースペックという人におススメしたいのが三菱電機「ZITANG RG-GS1」(実勢価格4万9140円)だ。
総庫内容量13リットルのコンパクトなオーブンレンジで、他社製品と比べて背が低いのが特徴。この庫内容量の小ささが「時短」のポイントなのだ。一般的なオーブンレンジは30Lクラスが多いが、庫内の温度を高めるために予熱時間が必要となる。しかし、「ZITANG」は庫内サイズが小さいため、予熱なしでも加熱調理ができるのだ。
便利なのが、電子レンジ加熱から、グリル加熱に自動的に移行するリレー調理ができること。自動メニューのレシピなら自動的に調理モードが切り替わり、料理を完成してくれる。
かたまり肉などを調理する際は、電子レンジ加熱で内部まで火を通し、最後にグリル調理で表面に焼き色をつけることで、短時間で調理できるうえ、水分を逃すことなくジューシーに仕上げられる。
ロールパンの2段調理や丸鶏のロースト、シフォンケーキなど、高さを要する料理を作ることがなければ、この庫内容量でも問題なく利用できる。さらに5万円以下で購入できるなど、お値打ちなのも魅力だ。
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