軽トップで好調のダイハツ、競合迎撃の戦略

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これに対して、ダイハツではミライースのほか各車種の低燃費化を進めて、減税・免税(100%減税)適応車のラインナップを強化、「低燃費ナンバーワンのダイハツ」をアピールする。シェアの低い地域などを中心に直営販売店を30~60拠点新設、営業人員も増員する。上期の好調にもかかわらず、あえて通期の業績計画を据え置いた理由の1つには、販促費を積み増してでも、ライバルの販売攻勢に徹底的に応戦するということもある。またマイナーチェンジ期を迎える「ムーブ」など、新商品も投入し、対抗する方針だ。

ダイハツは25日、上期決算の好調を踏まえても、今後の販売競争の激化などを理由に今2013年3月期見通しを売上高1.67兆円(前期比2.4%増)、営業利益1200億円(同3.9%増)の通期計画は据え置いたが、超過達成する可能性が高い。伊奈功一社長自身、「公表の営業利益1200億円は最低ラインで上振れを目指したい」と述べた。

(丸山 尚文 =東洋経済オンライン)

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