アシックスが野球ブランド一新 イチローも助言

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


アシックスジャパン本部の谷古宇郁夫・ベースボール事業部長は、「ここ十数年、陸上でも水泳でも、アシックスブランドにまとめていく方針があった。野球も重要な戦略事業であり、(ブランド統一をきっかけに)心機一転して、グローバルブランドに育てていきたい」と説明する。

来シーズンのブランド統一に当たって、アシックスが11月上旬から順次発売する野球用品は、高校生を主なターゲットとする最上級シリーズ「GOLDSTAGE」。グラブ、バット、スパイクシューズ、ウエア類など107品番を取りそろえ、初年度は約10億円の売り上げを計画する。アシックスの野球事業は現状で年商60億円前後だが、今回のブランド刷新を契機に、早期に100億円レベルまで押し上げたいとしている。

中でも同社が主力品に位置付けているのが「SPEED TECH(スピードテック)」と名づけられた商品群。硬式用グラブのスピードテックでは「あと1cm先へ」を企画コンセプトに、中芯に軽量発泡芯を使うなどして、同社従来品に比べ約18%軽くした。同社従来モデルに比べ、約3.46cm(ボール半個分)先へグラブを突き出せるという結果が得られたという(アシックススポーツ工学研究所調べ、以下同じ)。

 


(硬式用グラブ「SPEED TECH」はアシックスブランド最軽量の約430g)

 

 

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事