ソフトバンクとイー・アクセス、統合会見の詳細を一挙掲載
--「イー・モバイル」ブランドを残すが、ソフトバンクのサービスとの切り分けをどう考えるか。
孫社長「これまではPHSを展開するウィルコムも買収しうまくやってきた。ウィルコムはグループ入りしてから契約数が500万件を突破し、毎月黒字になった。イー・モバイルもブランドを大切にしているユーザーがいるので、ブランドごとの戦略をしっかりやっていく」
--アイフォーン5をイー・モバイルが販売することはあるか?
千本会長「直接販売することは契約上の問題などで難しいと思うが、代理店販売という形での可能性はある」
--株式交換の価格は1株5万2000円でなければ合意しなかったのか。
千本会長「イー・アクセスの株価は数年前まで7万~8万円の価格をつけていたが、直近の株価水準は1万5千円程度になっており非常に不本意だった。株主に対しては今回の価格はひとつのソリューションとなる。妥当な価格だと思っている」
--経営統合後、千本会長は会長職にとどまるのか。
千本会長「今後の予定は、会長、社長人事とも未定。ソフトバンクからも経営陣を迎える予定だ。だが、私はともかく、社員がわくわくして仕事ができるようにというのもしっかり契約に盛り込んでもらった。意外なことにソフトバンクはウィルコムの買収後も非常にうまく両社を統合していると方々から聞いている」
(田邉 佳介、麻田 真衣 撮影:梅谷 秀司 =東洋経済オンライン)
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