曇りでも人気!「日本一の星空ツアー」の秘密

長野県の小さな村が起こした奇跡

「日本一の星空ナイトツアー」には曇りの日にも人が集まる仕掛けがある
いま、長野県の小さな村に大勢の人が詰めかけている。長野県阿智村「日本一の星空ナイトツアー」だ。ほとんど無名の温泉地だった阿智村のナイトツアーは、2012年の開始からたった3年後の2015年には、年間6万人もの人を呼ぶ「人気スポット」に様変わりした。
その背景には未経験から始めた「スターガイド」たちの成長物語があった。『そうだ、星を売ろう』(KADOKAWA)でも阿智村を紹介した永井孝尚氏が、その背景に迫る。
※前回記事:日本一地味な村、阿智村に人が殺到するワケ

 

今、日本一といってもいいほど人を集める「ナイトツアー」がある。長野県阿智村が2012年に開始した「日本一の星空ナイトツアー」だ。2015年には実に6万人の観光客が集まった。

この「日本一の星空ナイトツアー」は、4~11月までのシーズン中は毎晩実施されている。つねに開催されていて、いつでも参加できることが、来訪者にとって大切だからだ。世の中にある「体験型旅行」の多くは、申込期限が実施の数日前だったり、必要な人数が揃うまで実施されるかどうかわからなかったりして、利便性が低い。現代の観光客は、そのような商品にはなかなか申し込まないものだ。

雨や曇りの日はどうするのか

しかし、ここでちょっと考えてみてほしい。雨や曇りの日もある。毎晩星が見えるとは限らない。そんな日はどうするのだろうか?

実はここにこのナイトツアーの人気の秘訣がある。星が見えない日でも、観光客がそれなりに満足する仕組みがあるから、これだけの人を動員できているのだ。かくいう私も、2015年7月に参加した際、曇りだった。その時に撮影したのが冒頭の写真だ。

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