吉野家が高価格の「牛焼肉丼」を期間限定で投入。すき家、松屋も脱・値下げ路線にカジ切る

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今回、吉野家に先行して「松屋」は7月5日から「カルビ焼肉定食」(630円)、「すき家」は8月21日から「牛トロ丼」(680円)と相次いで高価格メニューを投入しており、各社とも業績のテコ入れに必死だ。

「低価格戦略はシェア取り争い。停滞するのは当たり前だと思っていたら、まさにその通りになった」。同じ外食大手である日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸社長はそう話す。はたして牛丼大手3社は、値下げ戦略に次いで、高付加価値路線へ消費者を誘導することができるのか。相次ぐ高価格新製品の成否が注目されそうだ。

(松浦 大 =東洋経済オンライン)
(牛焼肉丼の記者発表会には、ロンドン五輪フェンシング銀メダルの太田雄貴選手と、吉野家で食べて出たときにスカウトされたのが芸能界入りのきっかけという眞鍋かをりさんが登場=上写真)

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