野村ホールディングス・出直しの勝算、海外リストラの荒療治

ちなみに野村はホールセール部門の利益1250億円のうち、500億円を海外で稼ぎ出すという。そのためには、赤字垂れ流しが常態化している欧州(図参照)を中心にコスト削減に踏み切り、損益分岐点を大幅に引き下げるしかない。10億ドルという規模でコスト削減を実現できれば、利益が浮上することは間違いない。

では、野村が新たに掲げた目標の実現は容易であるのか。

結論を急げば、「ノー」だろう。むしろ、極めて厳しい道と言っても過言ではない。大幅なリストラは社員のモチベーションを下げかねないし、巨額の費用が先行しがちだ。しかも、海外の市場環境には不透明さがぬぐえない。


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