下水汚泥から水素を取り出す--燃料電池社会に向けた実験が始動

BLUEタワー技術は、熱媒体にアルミナボールを使うのが最大の特長だ。木質チップや下水汚泥などのバイオマス原料が、高温に加熱された多量のアルミナボールに触れることで、メタンなどのバイオガスが発生。さらに、改質器と呼ばれる機構の中で、バイオマスガスがより高温のアルミナボールと水蒸気に接触。水蒸気改質反応などを経てバイオ水素がつくられる仕組みとなっている。

これまでの試験では、BLUEタワー技術を用いて、下水汚泥を加熱ガス化することで、水素を主成分とするガスが得られ、バイオ水素の原料として、下水汚泥の持つ潜在力が確認されている。今後は、実証プラントでの連続運転試験で、バイオ水素の製造技術を確立し、商用規模のバイオ水素製造プラント、モデル事業の構築を目指す。

三井化学は同研究会に水素の製造などの技術を提供。バイオ水素事業への参入も検討しているという。

(武政 秀明 =東洋経済オンライン)

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