すき家が上位!第3四半期増益率ランキング 実はデフレ関連企業が急回復している

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牛丼店「すき家」を展開するゼンショーホールディングスは8位、うどん店「杵屋」のグルメ杵屋が17位と、低価格帯の外食チェーンも上位入りした。両社とも一時期の業績低迷を抜け、回復基調が鮮明。2%のインフレを目指す政府・日本銀行の政策を横目に、いわゆる「デフレ関連」にも好調企業があるようだ。

輸出系の主力企業は見当たらず

15位にランクインした、自然派化粧品を展開するハーバー研究所はやや注意を要する。同社は3月14日に株主優待券の利用条件の変更を発表。好業績にもかかわらず、株価は発表後の4日間で2割以上も急落した。

ランキングでは、日経平均株価に対する影響が大きい輸出系の主力企業が見当たらない一方で、内需系の中小型企業の堅調さが目立つ。全体相場の戻りが鈍い中では、個別に業績好調な銘柄を物色することが有効だろう。

上位70社ランキングはこちら(四季報オンライン)

 

(週刊東洋経済2016年4月2日号「投資の視点」から転載)

島 大輔 『会社四季報プロ500』編集長

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しま だいすけ / Daisuke Shima

慶応義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。総合電機メーカー、生活実用系出版社に勤務後、2006年に東洋経済新報社に入社。書籍編集部、『週刊東洋経済』編集部、会社四季報オンライン編集部を経て2017年10月から『会社四季報』編集部に所属。2021年4月より『会社四季報プロ500』編集長。

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