おおさか維新、本格的な国政政党を狙う 評論家・塩田潮が浅田均政調会長を直撃
それから、教育の無償化も主張しています。義務教育だけでなく、保育園・幼稚園から大学まで無償化し、機会平等主義を徹底させる。成長戦略というか、未来への投資の一番の重要な部分です。公共工事よりも、人にお金をかける。こちらも「義務教育はこれを無償とする」という憲法第26条をいじることになる。
今までと全然違う発想で憲法改正を唱える新しいグループがあると認知してもらいたい。
塩田:去年、おおさか維新を旗揚げしましたが、国政進出後、離合集散の繰り返しです。
浅田:最初は安倍晋三氏(現首相)をドリームチームのトップに担いで一緒にやりたかったけど、できなかった。次に石原さん、その次に江田さんのグループと組んだけど、うまくいかなかった。その経験で何を学習したかというと、やはり政党としての生い立ちが全然違うという点です。
「地域政党」から出発、ほかは中央集権志向
僕らは大阪を元気にしたいという目的で地域政党から出発した。代表も幹事長も首長、政調会長も地方議員という布陣で、首長を取り、地方議会で議席を増やす活動を続けて、仲間の中から何人かを国会に送り込んだ。地方議員、首長、国会議員に上下の関係が全然ない。ところが、他の政党は中央集権体制です。国会議員の秘書を地方議員に立てるといった国会議員中心のグループで、ベクトルが全然違う。方向性も活動方針も違う。それなら、一からやり直しましょうというのが別れた根本の理由です。
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