ニトリHD、「30期連続」の増収増益を計画 

国内外で積極的な出店を行っていく方針

[東京 28日 ロイター] - ニトリホールディングス <9843.T>は28日、2017年2月期の連結営業利益が前年比8.2%増の790億円になると発表した。30期連続の増収増益計画となる。

都心部への出店強化や中高価格帯を増やすなどし、購入層が拡大している。連結売上高は同9.1%増の5000億円を見込んでいる。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト13人の営業利益予測の平均値は806億円となっている。

今期は、高付加価値な商品開発やトータルコーディネートの提案とともに、国内外での積極的な出店を行っていく方針。国内外を合わせた店舗純増数は55店舗(前期は47店舗)。17年2月の期末店舗数は475店舗を見込んでいる。

年間配当は5円増配の年70円を計画。増配となれば、13期連続となる。

今年度はすでに、1ドル108円で為替予約を終えている。その後については、予約を行っていない。似鳥会長は「円安の場合は、早め早めに対応するが、予想では円高になるとみている。年末あたりから100―110円になる」との見通しを示し、その時点から予約などを考えていくという。

17年2月期の消費動向については「前期と同等かやや落ちる」と、厳しい見方を示した。そのうえで、2017年4月の消費増税については「消費税が上がれば、さらに悪くなる可能性がある。おそらく延期ではないかと思う」とし、1―2年は延期されるとの見通しを明らかにした。

16年2月期は、連結売上高が前年比9.8%増の4581億円、営業利益は同10.2%増の730億円となった。昨年12月時点の営業利益710億円の会社計画を上回った。

国内の既存店売上高(通販事業を含む、受注ベース)は前年比3.2%増となり、4期連続で前年を上回った。客数は2.0%増、客単価は1.2%増とともに増加した。

平均決済レートは1ドル101.70円。為替円安の影響で、粗利益率を0.9ポイント下押しする要因となったが、商品の入れ替え、原価見直し、原材料の共通化などを進め、カバーした。粗利益率は前期の52.3%から53.2%に上昇した。

 

(清水律子 編集:内田慎一)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT