【産業天気図・スーパー/コンビニ】スーパーは価格競争激化で「雨」模様。コンビニもタスポ効果が終わり、雨に近い曇り空に 

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 コンビニ業界は09年度後半も曇り空が広がりそうだ。

たばこの売り上げ増加で堅調だった既存店売上高は6月からマイナス成長に転じた。さらに、7~8月は雨が多く気温も上昇しなかったため、夏場に売れるドリンクやアイスクリーム、冷やし麺などが不調だった。コンビニは夏場が最大の稼ぎ時のため、10月発表の第2四半期累計決算は厳しいものとなりそうだ。
 
 下期も好材料は見えてこない。コンビニでも消費者の低価格志向はまだまだ根強いようだ。引き続き、小ぶりの弁当と100円サラダなどの「買い合わせ」や、納得感のある商品を打ち出し、客単価の上昇を図ることが課題となる。

ただ、ローソン<2651>がドラッグストア大手のマツモトキヨシ<9875>と提携したように、医薬品販売に向けた動きはより本格化しそうだ。セブン-イレブンは調剤薬局との共同出店を始め、ミニストップ<9946>もドラッグストア内店舗を出店した。ローソンはマツキヨと新業態の店舗を10年度に出店する見込みだ。さらに、各社ともPB商品の共同開発に乗り出している。

かつてコンビニは、弁当をはじめ、雑誌や菓子類など各専門店の売れ筋商品を取り入れながら急成長した。医薬品は顧客からの要望が強かっただけに、集客の大きな武器になるとの見方もある。既存コンビニ内での取り扱いや他業態と融合した新業態など、新境地に挑むことで業界は再び上昇気流に乗れるだろうか。

(田邉佳介、鈴木良英)

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