TOEIC開始から30年、600円値下げの理由

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 当時、指摘されたのは1年間の理事長空席。1986年の財団設立以来、役員を続けてきた渡辺弥栄司会長と副会長(08年退任)が高齢化し、「速やかに選任すること」と指示された。しかし理事長が就任したのはそれから1年以上も後で、会長秘書の室伏貴之氏が選任された。

今回の立入検査後、IIBCでは内規をあらためて整備している。6月末には92歳の渡辺会長の辞任や理事3人の交代などが決まった。だが法人登記簿を見ると、役員欄は昨年のまま。変更があれば2週間以内に登記するよう法律で定められている。

約2カ月が経過していることに、吉澤誠司専務理事は「不手際というほかない。早急に詰めている」と釈明した。TOEICの年間受験者数は172万人に達し、事業規模は拡大が続く。3年後の検査で、再び指摘を受けることのないよう、適正な運営が求められる。

(井下健悟 =週刊東洋経済)

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