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乱れた心を整える「スター・ウォーズの言葉」 心を打つのは、背景にある「禅の精神」だった

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  • 枡野 俊明 「禅の庭」庭園デザイナー、僧侶
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枡野俊明氏

人は一度何かを手に入れると手放すのが惜しいと感じたり、手放せなくなり、執着心が心を曇らせていきます。だからこそ大切だと思うものを喜んで捨てる。ひとつ捨てることは執着からひとつ離れること。捨てるべきものを捨てることで捨ててはいけないものがより際立つこともあるでしょう。

仕事をしていると、またそれ以外の人間関係においても、私たちは、他人と自分を比べ、あれこれ不安にとらわれることがあります。自分の部署の売り上げが伸び悩んでいるときに「もしかしたら来期もこのままになってしまうのではないだろうか?」と心配したり、同僚が先に出世をすると「自分は評価されていないのでは」と落胆したり……。

他人の目を気にすると、比べてしまい、そこに心が囚われて、不安が生まれてきます。しかしよくよく考えてみてください。その不安には実体がありますか?

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不安は、自分の心が生み出しているもので実体はありません。我欲を捨て、無心になれば、不安は減っていきます。そうすれば、みなさんの人生は、おのずと輝いていくことでしょう。

ルークを思い出してください。ミレニアムファルコン号の中でオビ=ワンから、ライトセーバーの手ほどきを受けるとき、ルークはオビ=ワンから渡された目隠しのヘルメットをかぶり、完全に視界が奪われた中で修行します。そのとき、オビ=ワンはルークにこう言います。「目は君を惑わすんだ」と。

またデス・スターを破壊するとき、ルークはフォースと一体となったオビ=ワンからの声を耳にします。そして自動照準器を外して肉眼に頼らず、「今」に集中し、見事に初代デス・スターを破壊します。

未来も過去も現在ではありません。命の真理は「今」にしかありません。
ですから、今やれること、やるべきことを精一杯おこなう。
そうすれば、いくつもの点がつながって、やがて人生という線になります。

周りに惑わされずに、自分を見つめて、心を整える。

他人を気にして生きるのか。自分の人生を全うするか。

普段はあまりなじみのない「禅語」に触れていただくことで、心を穏やかに保ち、それぞれの方がそれぞれの生き方を極めていくきっかけになればと願っています。

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