ハリウッドの就職事情、インターン探しで見えた米国エンタメ業界《ハリウッド・フィルムスクール研修記1》



 「地道なことを、人が見ていないところでどれだけやったかで成功できるかどうかが決まる。自分はアシスタントレベルだったときに、無名だったスピルバーグと仕事する機会があった。その数年後に、スピルバーグが自分の仕事ぶりを覚えてくれていて、プロジェクトに誘われた。たとえ数カ月のインターンであっても、会社の前にゴミが落ちていたら拾って捨てる。そんな小さなことでも絶対に神様は見ているはずだ」

私も近い将来、「日本がらみの案件なら、いいヤツがいたな」と一緒に仕事をした人たちから声をかけてもらえるよう、高い志を持ってインターンをスタートしたいと思います。これからしばらく、私のハリウッド生活にお付き合い下さい。


(注*1) 映画の製作資金提供・マーケティング・配給を担う。一般的に大手スタジオといわれるのは、ワーナー(Warner)、パラマウント(Paramount)、ユニバーサル(Universal)、ディズニー(Disney)、ソニー(Sony)、20世紀フォックス(20th Century Fox)の6つ。

(注*2) 俳優や監督の代理人としてスタジオやプロダクションとの交渉・契約を行う。日本で言うところの「芸能事務所」に似ているが、「身の回りの世話」をするマネージャーは別にいることが多い。

(注*3) 映画の企画・資金集め・実際の製作を担う。日本でいう「映像プロダクション」はテレビ局や広告代理店から業務を受注し製作に特化していることが多く、ハリウッドと日本では、「プロダクション」の役割は大きく異なる。

木野下 有市 (きのした・ゆういち)
 1980 年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、広告会社にて大手飲料・製薬メーカーの広告キャンペーン等を担当。2008 年8 月よりアメリカン・フィルム・インスティテュート(AFI/米国映画協会)大学院にて映画プロデュースを専攻。ギャガ会長・東京国際映画祭チェアマン依田巽氏の寄付で設立されたAFIの奨学金を受け、芸術学修士の取得を目指して勉強中。


■大不況でも観客は減らず、身近な娯楽としての底力を見せつける米国の映画業界
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