広告若手・中堅社員の本音トーク! 華々しい業界も今や昔? タクシー券全面禁止…ヤバいです《広告サバイバル》

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 販促のコンペでは映像系の会社や大日本印刷といった大手の印刷会社と競合しています。紙の販促物の制作費で印刷会社の価格に勝つことは絶対に無理だから、その分、代理店を使う利点や付加価値をさらに強めていかないと。代理店を使えば人気スターをメインビジュアルで使えるとか、何か事故があった場合も、すべて対応できるとかね。

 大きな変化は広告が細分化されてきていることかな。みんなが接触する情報源が増えちゃってる。インターネットの世界はメディア数だけで1000を超えていて、その中から選ばれなくてはいけないという大きなハードルがある。

でも、今の検索連動型広告のように個人が作ったブログに貼り付けてクリックしてもらうのがはたして本当に広告と呼べるのか正直、疑問も感じていて……。

ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が広告媒体化していると見る向きもあるけれど、これも個人的には否定的だな。ブログなんかはマスメディアと違って、間違ったことを書いても責任は取らないわけでしょ? 誰が何を書いているのかわからないようなものを、本当に広告媒体と言っていいのかな。

 PRの世界では、一般の生活者にブログを書いてもらったり、動画サイトに投稿してもらって、商品の体験情報を口コミで広めていく動きはすでに定番化してます。ただ、やや、あざとい部分もある。うちはやらないけど、おカネを払って書いてもらうケースもあるようだし。プロパガンダとジャーナリズムの線引きをきちんとする必要を感じてます。

(週刊東洋経済)

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