同社の歴史はブランド買収と再生の歴史と言っても過言ではない。現在保有する32の国際ブランドのうち、「ロレアル」を冠するのは実は2つだけ。それ以外はM&Aにより獲得したものだ。買収の基準は規模ありきではない。ブランドの個性が際立っていれば、たとえ小さくても積極的に買収する。
買収したブランドの成長に威力を発揮するのが、ロレアルが最大の強みとしている研究開発体制だ。同社の2014年度の研究開発費は約1018億円と資生堂の同142億円を圧倒。売上高に占める比率も資生堂の1.8%に対し、ロレアルは3.4%と高い。豊富な資金力を活用しつつ、ロレアルの色を出さずに買収ブランドを磨き直す。
2000年には米調剤薬局発の「キールズ」、2006年には、自然派化粧品の「ザ・ボディーショップ」、2014年には、資生堂からスキンケアブランドなど2つを買収し、順調に育成。その結果、全体の業績は6期連続で増収増益を達成している。
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