実は、「新興メディア」は成長が止まっている

冬の時代に突入したのを知っていますか?

新興デジタルメディアの栄光の日々は過ぎ去り、長い冬が始まろうとしている(写真 : Graphs / PIXTA)
この記事はデジタルマーケティング戦略に特化したメディア「DIGIDAY[日本版]」(運営:インフォバーン)の提供記事です

先行者利益を糧に、すさまじい勢いで成長した新興デジタルメディア。だが、その栄光の日々は過ぎ去り、暗く長い冬がはじまろうとしている。2016年はデジタルメディアの勝敗が決する年となるだろう。

現在、ベンチャーキャピタルに支援されているデジタルパブリッシャーの多くは、スケール(規模)が限界値ギリギリにまで達している。彼らのビジネスモデルは驚くほど高いオーディエンス成長率を軸としていて、この成長率をもとに、ビジネスは成功すると推測されていた。

しかし、必ずしも成功するわけではない。当然ながら、トラフィック成長率は頭打ちとなっているのだ。

安定成長を続けるとは限らない

例として、いくつかのパブリッシャーを見てみよう。新興経済メディア「ビジネスインサイダー」の2014年のトラフィック伸び率は79%、2015年は10%で、月間のユニークユーザー数は4000万人にまで上昇した。

新興メディア「BuzzFeed」は、2015年はあまり伸びなかったが、前年は43%の成長を遂げ、2015年11月には7530万人のユニークユーザー数を記録している(comSocreの米クロスプラットフォーム測定)。

ニュースメディア「Mashable(マッシャブル)」の伸び率は、2013年11月から2014年11月の間が19%、2015年通年は32%と15年の方が早いスピードで成長している。

次ページ伸び率で遅れをとると企業価値は暴落する恐れ
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