「ステマ対策」はアメリカでも始まっている 米FTCが厳格なガイドラインを発表
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この目安に達していない可能性があるのが「BuzzFeed」だ。「BuzzFeed」のネイティブアドのページでは、広告主名に加えて「brand publisher(ブランド・パブリッシャー)」という表記がされている。
同様に、「コスモポリタン(Cosmopolitan)」に掲載された以下のネイティブ広告も、記事における広告主の役割を明記していない。
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執筆者名欄に「コスモポリタン+広告主の企業ロゴ」だけである。FTCは、このような「企業ロゴやブランド名だけで、テキストを使って企業名を明記していない」表記を避けるべきだとしている。
さらに、外部リンクを読者がクリックして記事にアクセスする場合も、パブリッシャーは見出しの近くに広告であることを明記すべきという。「ネイティブアドの見出しの周辺に配置されていれば、消費者が気付いて理解する可能性が高い」と新ガイドラインには書かれている。
「エリート・デイリー」は抵触する可能性も
おそらく「エリート・デイリー(Elite Daily)」に掲載された、以下のネイティブ広告のような例を念頭に置いていたのかもしれない。
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このサイトでは、見出しと画像の下までスクロールダウンしないと、広告表示を確認できない。
「エリート・デイリー」のミゲル・バーガー=カルデロン最高戦略責任者(CSO)は、「スポンサードコンテンツを常に明確にラベル表示している」と主張している。
前述のほかのパブリッシャーはコメントを避けたか、コメントを求めても今のところ回答はない。
Lucia Moses(原文 / 訳:ガリレオ)
Image via ThinkStock / Getty Images
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