三菱UFJ証券とモルガン・スタンレー証券が統合へ、証券大再編はまだ序章

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 加えて、注目されるのは、米シティが非中核部門に位置づけ、MUFGなど日本の3メガバンクに売却を打診している日興コーディアル証券の行方だ。日興コーディアルの顧客預かり資産は24.9兆円(08年末)。3メガバンクとも、日興コーディアルを取り込めば、「国内証券界での地位を一気に上げられる」(メガバンク幹部)ともくろむ。優勢と目されるMUFGが、三菱UFJ証券とモル・スタ日本法人を統合する新会社の社名を発表しなかったのも、日興コーディアルを買収した場合に、3社の大型再編に発展する可能性を含ませた動きと、取れなくもない。

昨秋のリーマン・ショック以後、証券会社の収益環境は一段と悪化。足元では主要各社が営業損益段階での赤字に苦しむ。金融市場をめぐる緊張状態は今もなお続いており、新たな再編が勃発する可能性もある。金融危機が背中を押す証券大再編は、まだ序章の段階だ。

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(武政秀明 =東洋経済オンライン 撮影:今井康一)

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