実は総合職と一般職を併願できる企業もある。併願できるかどうかは、「職種併願」をチェックすればわかる。併願できる場合は「○」、併願不可の場合は「×」となっている。
総合職で入社したものの、一般職に変わりたいと思うことがあるかもしれない。また、その逆もあるだろう。途中でキャリアコースの転換ができれば無理なく仕事を続けていくことができる。キャリアコースの転換ができるかどうかは「転換制度」を見ればわかる。ここに矢印のマークがついていれば、転換が可能ということだ。転換の条件などについては巻末に書いてある。
一般職について誤解している女子学生が多いので、ここで説明しておこう。一般職というと総合職よりも簡単に内定を獲得できるイメージがあるが、そんなことはまったくないので注意してほしい。
伊藤忠商事の一般職内定者(2015年3月卒)の出身校は早稲田、慶応、上智、青山学院、明治、東京女子の7校で12人。三菱商事の一般職内定者(同)の出身校は慶応義塾大学、早稲田、青山学院、聖心女子、学習院、上智、津田塾、法政、明治、国際基督教、日本女子、立教の13校で33人。
大学ランキングで見ると、MARCH以上または名門女子大となっており、入試偏差値はおおむね60以上。中堅以下の大学からの入社はない。ほかの総合商社でも同じような大学名が並ぶ。有名企業の一般職を受験するときは念入りな準備が必要だ。
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