「人事異動が多い会社」の離職率が低い深いワケ 意外と知られていない「6つの効果」
頻繁な人事異動が「離職防止の仕組み」になる
普通の会社は、期末や、半期決算の時期などに人事異動を行いますが、わが社はほぼ毎月、人事異動があります。5年以上、同じ部署で働くことはありません。
大規模な人事異動を断行すると、一時的に現場は混乱します。ですが、組織が活性化し、組織の欠点が浮き彫りになります。
頻繁に人事異動を行う理由は、社員を動かすことが「離職防止の仕組み」になるからです。人事異動を繰り返すほど、人は定着します。その理由は、次の「6つ」です。
人は同じ仕事を長く続けていると、新鮮味が薄れ、客観性を失うことがあります。人事異動をすると、「新しいやり方」で仕事に取り組むようになり、これまで慣例だった職場の無駄や、非効率なプロセスを見つけることができます。
また、同じ部署に長くいると、「自分は仕事ができる」と錯覚します。過去の体験にしがみつき、変化や失敗を恐れるようになります。しかし、人事異動を行えば、新たな体験をすることになるので、「失敗から学ぶ」ことができます。
子どもの成長が早いのは、幼稚園→小学校→中学校→高校→大学と、教育環境を強制的に変えているからです。わが社の人事異動も、それと同じです。個人の適性を生かしながら、異動させる。だから人が成長します。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら