30代人口急増!流山市、"異端"の街づくり マーケティングがあれば、地方都市は蘇る!
――井崎市長は「日本一快適で住みやすい街にする」などの目標を掲げ、改革を進めてこられました。就任当時はどのような状況だったのでしょうか。
就任当初は、流山市の人口が長い間低迷し、高齢化率が上昇していました。日本全体が人口減少時代に突入する時期でもあり、流山市もさらに高齢化が進むであろうことが想像できました。人口が増える街にするにはどうすればよいか。その考えから、マーケティングとブランディング戦略が必要、という結論になったのです。
市役所内でのすさまじい反発
幸いにも、当時の流山市は知名度が非常に低かった。地域イメージもまったくない。「よい」も「悪い」もない、いわば「白紙状態」でした。
むしろ、これはチャンスだと。流山市はゆったりした戸建て住宅が多く、緑化資源(公園や緑地など)が豊富にあります。こういった実態を維持、強化しながらPRしていけば、地域イメージをプラスにすることができる。その可能性を大いに感じていました。
そこで、まずSWOT分析やポジショニング、ターゲットの整理などのマーケティング戦略を遂行したのです。


















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